会長あいさつ

謹賀新年

会員の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日ごろより看護協会の活動に対し、温かいご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

令和6年の年明けは、以前の平穏が戻りつつあります。昨年、COVID-19が5類感染症へ移行しましたが、この新興感染症の3年半にわたる蔓延は、大きな社会の変化を引き起こしました。長期に及んだ外出や参集への規制は、人々の繋がりを制限し、消費活動にもダメージを与え、経済の下振れを助長する結果となりました。一方で、IT化が進み、オンライン授業やオンライン診療、テレワークなどの教育手法、仕事の仕方が変化しました。これらは、今後更に進化・発展していくことが予測されます。

令和4年は、看護職の処遇改善が大きく動いた一年でした。そして令和5年は、30年ぶりに、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」(人確法)に基づき制定された「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針」が改定される記念すべき年になりました。少子高齢社会の進行に伴って、現役世代が急減する中、看護師等の確保が重要であることが改定の理由に挙げられています。看護を取り巻く環境が大きくうねりを伴って変化しています。私たち看護職は今、専門職として期待される役割を自覚し、自己の資質を向上させ、未来に続く人材へ引き継ぐ基盤を整備していくことが重要になっています。

世界に目を向けますと、ウクライナ紛争、イスラエル・パレスチナ情勢、台湾に対する中国の軍事的圧力、そして北朝鮮の核・ミサイル開発など、平和を揺るがす状況が世界各地で引き起こされています。また、地球温暖化による自然災害の発生や食料供給問題、エネルギー問題は、私たちの生活に大きく影響し、人間の安全保障の上で危機的状況にあると言えます。2015年国連サミットにおいて全会一致で採諾されたSDGsの「誰一人取り残さない」という理念はどうなったのでしょう。私たち一人一人が考えるべき時にあります。

福岡県看護協会は、国内及び国外の情勢に目を向けながら、看護職の確保・定着及び資質向上に関する事業、地域医療提供に関する事業、労働環境改善など、看護職の皆さまに寄与できる事業を令和6年も進めてまいります。会員の皆さまにおかれましては、ご理解とご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

令和6年は辰(竜/龍)年。竜神様と呼ばれ、水神として日本各地に祭られており、縁起の良い干支の一つです。皆さまのご多幸を心からお祈り申し上げます。

令和6年1月
公益社団法人福岡県看護協会 会長 大和 日美子

会長あいさつバックナンバー

2023年8月 あいさつ

秋暑厳しき候、会員の皆さまにおかれましては、ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。

日頃より看護協会活動にご理解、ご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、去る6月17日にアクロス福岡におきまして、令和5年度福岡県看護協会通常総会を開催いたしました。今年度は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、会員の皆さま方を制限なくお迎えすることができました。式典では、福岡県知事 服部誠太郎様をはじめご来賓の方々にご臨席いただき、看護職への感謝とエールの言葉を頂戴いたしました。続く、審議事項については、全て承認を得て可決されました。改めて、会員の皆さまのご支援に感謝申し上げるとともに、福岡県の看護職のために、事業を推進して参りたいと思います。引き続きのご協力を宜しくお願いいたします。

少子高齢化の進行に伴い、看護職の確保は喫緊の重要課題となっております。今年8月には、厚生労働省が「看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針案」に関するパブリックコメントを募集しました。1992年の制定以来、30年ぶりに検討された当指針の見直し案には、高齢化の進行に伴い看護ニーズが増大する一方で、少子化に伴う生産年齢人口が急減することによる看護職確保困難に対する施策が盛り込まれています。新規養成、復職支援及び定着促進を柱とする看護職確保の促進については、看護職能団体の役割も重要であるとされており、福岡県及び関係団体等と協力して事業を進めて参りたいと考えております。

3年に渡る新興感染症のパンデミック、気候変動に伴う災害級の大雨等による被害の発生、ロシアとウクライナ紛争の勃発と世界経済への影響など、グローバルリスクの高まりは、全ての生活者に不安と恐怖をもたらし心身の緊張を増幅させています。看護職は、このような人々の健康危機に対し支援を続けるとともに、看護職自身が健康で働き続けられる環境を目指したいと思います。

2023.8

2023年1月 あいさつ

恭賀新春

会員の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。また、日ごろより看護協会活動に対し、温かいご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

令和5年の年明けも、未だCOVID-19の渦中から抜け出すことができず、感染防止対策を徹底しながら社会経済を回すというウイズコロナ政策が継続されています。12月、急激な冬の到来とともにCOVID-19の第8波に見舞われ、看護職の皆さまにとりましては、職場や私生活において、緊張とストレスが続く状況となりました。

令和4年は、看護職の処遇改善が大きく動いた一年でした。2月の「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に基づいた「看護職員等処遇改善事業補助金」により、看護職員の収入1%程度(月額4,000円相当)の引き上げ。また10月には、診療報酬による看護職員処遇改善3%程度(月額12,000円相当)の引き上げとなりました。これらは、いずれも対象となる医療機関において、救急搬送件数が年間で200件以上であること等の条件つきです。11月には、「国家公務員医療職俸給表(三)級別標準職務表」の見直しが公布されました。この俸給表は国に限らず、自治体立・公的、民間と広範な医療機関の看護職賃金に影響しており、多くの看護職が見直しの対象となることが予測されます。

看護職にとって追い風となる処遇改善ではありますが、皆さまが所属する各施設に於いて、声を挙げていくことが非常に重要です。少子高齢社会のピークである2025年、2040年問題に向け、福岡県の医療提供体制の礎として、地域包括ケアシステムの更なる推進のためにも、看護職員の力は不可欠です。また、これから更に進行する生産年齢人口の減少に対して、如何に看護職を確保できるかにおいては、処遇改善が大きな要素となります。

令和5年度の福岡県看護協会の事業では、このような情報発信を継続するとともに、看護職が働く環境の改善、災害・感染防止における人材育成、地域包括ケアシステム、そしてネットワークづくり等、IT化推進を軸に事業を展開して参ります。引き続き、会員の皆さまにおかれましては、ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

令和5年は卯年。卯(うさぎ)は跳びはねるという特徴があるため、景気が上向いたり、回復すると言われています。COVID-19の影響で経済の下振れが長く続く中、今年は社会・経済、そして医療・看護界にとっても明るい兆しが現れることを心から願っています。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2023.1

2022年7月 あいさつ

令和4年度通常総会を終えて

向夏の候、会員の皆さまにおかれましては、ますますご清祥の段、お喜び申し上げます。

日頃より、看護協会活動にご理解、ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、6月22日に、「令和4年度福岡県看護協会通常総会」を福岡サンパレスで開催いたしました。過去2年、COVID-19感染症の影響により総会を縮小せざるをえませんでしたが、今年度は会員の皆さまをお迎えして総会を開催することができ安堵しております。皆さまのご協力に心より感謝を申し上げます。

総会には、267名の事前申込者と3万2千人を超える委任状による出席をいただくことができました。式典の来賓挨拶では、服部福岡県知事より、看護職のCOVID-19感染症への対応に感謝の言葉を頂戴いたしました。更に、進展する少子高齢社会における看護職の役割への期待と、引き続き福岡県と当協会が協力してこれらの課題に取り組んでいくこと等が述べられました。

続いて、福岡県看護協会長表彰、名誉会員となられた神坂登世子さまのご紹介、日本看護協会長表彰受賞者をご紹介いたしました。受賞された皆さま、おめでとうございます。これまでのご功績に対し、敬意を表したいと思います。

議事に於いては、審議事項の第二号議案、定款の変更(代議員制の導入)につきまして、賛成多数でご承認をいただくことができました。心より感謝を申し上げます。令和5年度中に実施予定の代議員選挙及び令和6年度の代議員による通常総会開催に向け、着実に準備を進めて参ります。また、令和3年度の事業報告、訪問看護ステーション報告に於いては、COVID-19感染症禍でありましたが、計画に沿って事業を展開できたことに加え、訪問看護ステーションの業績をさらに伸ばすことができたこともご報告させていただきました。

令和4年度の事業は、COVID-19感染症への対応を継続しつつ、看護職の質の向上、働く環境の改善、保健・医療・福祉に関する活動を推進し、福岡県の医療提供体制に寄与できるよう事業を進めて参ります。改めて皆さまのご理解・ご支援を宜しくお願いいたします。

2022.7

2022年1月 あいさつ

謹んで初春のお慶びを申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。

会員の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また、日頃より看護協会活動に対し、温かいご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

2年続けてCOVID-19の猛威に晒された令和3年は、福岡県でも7月下旬以降、急速に感染が拡大しました。この第5波では新規陽性者数が一日1,200名を超え、病床使用率も7割を超える危機的状況となりました。医療提供体制確保として、更なる病床確保や宿泊療養施設における医師・看護職の24時間常駐、自宅療養者への症状悪化時の診療体制の整備など、福岡県の施策に対して、当協会もでき得る限りの協力体制をとった一年となりました。

会員の皆さまにおかれましては、COVID-19に直接または間接的に対峙され、疲労困憊の一年だったと思われます。皆さまの献身的な看護活動に心より感謝申し上げます。

令和4年は、COVID-19への対応を継続しつつ、看護協会本来の事業目的であります“看護の質の向上と働く環境改善”について、具体的な施策を推進していく予定です。まずは看護職確保対策として県内就職促進、若年層への広報活動、安全・安心な職場環境整備など、看護の仕事への興味・関心・愛着が持てる仕掛けに取組みます。次に看護の質向上については、特に災害・感染防止における人材育成を推進。そして地域包括ケア実現のために、看護職間連携等を更に進めて参ります。これらの活動は、地区支部及び会員お一人おひとりのご理解なくしては成り立ちません。皆さまのご協力を改めてお願い致します。

令和4年は、壬虎(みずのえとら)。壬虎の特徴は、乳虎・母虎に象徴されるような「優しい虎」だそうです。虎のエネルギッシュな勢いと優しさが融合し、令和4年は少しでも皆さまが安心して暮らせる、安全に仕事ができる環境になることを祈っております。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2022.1

2021年7月 あいさつ

爽やかな初夏を迎えて

梅雨明けが待たれる毎日でございますが、会員の皆さまにおかれましてはご健勝のこととお慶び申し上げます。福岡県看護協会活動に関しましては、日頃よりひとかたならぬご厚誼を賜り誠に有難うございます。

6月19日「令和3年度福岡県看護協会通常総会」をナースプラザ福岡研修ホールにて無事終了することができました。COVID-19感染拡大防止のため、出席者の事前申込や合同職能集会をWeb配信にするなど規模を縮小したプログラムと致しましたが、会員の皆さまのご理解に対し心より感謝申し上げます。

福岡県看護協会長として、1期目(2年間)はCOVID-19への対応に奔走致しました。会員施設の現状把握に始まり、県への要望書提出、施設等の感染環境ラウンド、軽症者等宿泊療養施設へのアドバイザー派遣、ワクチン接種実技講習会などCOVID-19の一刻も早い終息を願い、看護職能団体ができる事を積極的に取り組んで参りました。福岡県や県医師会を始めとする関連団体と協力体制を組み、会員の皆さまのご助力をいただいて実施できた事業でございます。本当に有難うございました。

今回、COVID-19に関連した看護職の活動を通して国民の関心が非常に高まりました。保健所や地域において公衆衛生の要となる保健師、コロナ禍で妊産婦や子どもたちを守る助産師、そしてCOVID-19感染患者の治療に直接・間接的に関わる看護師等、看護職それぞれの献身的な活動が報道され、社会において医療専門職としての認知が更に進みました。一方、保健師や看護師の人材不足問題もクローズアップされ、潜在看護職の活用推進・復職支援や看護職間の連携等が強化される結果となりました。いま、世界的レベルで苦難の時ではありますが、看護職の頑張りが正当に評価されるよう、職能団体として更なる活動推進の必要性を感じています。

世界保健機関(WHO)は、昨年11月の世界保健総会において、2021年を「国際医療従事者年」に決定しました。これは、COVID-19パンデミックの最前線で闘う医療従事者への敬意と感謝の意を表して制定されたものです。医療従事者の活動や国際協力の実際及び世界の公衆衛生システムへの参加を呼び掛けるなどの活動が始まっています。医療従事者の職能としての活動が、心身共に安全な状況下で展開されることを希求したいと思います。

これから、ますます暑さが厳しくなって参ります。会員の皆さまのご健康を心よりお祈り申し上げます。

2021.7

2021年1月 あいさつ

新年のご挨拶を申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。
会員の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。また日頃より看護協会活動に対し、温かいご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。

昨年は年明けよりCOVID-19感染症の猛威に晒されました。それぞれの所属施設においては、患者ケアに当たるほか感染管理体制の見直しと感染防止対策の徹底、医療従事者としての新しい生活様式の実践をこれまで以上に要求される事態となりました。皆さまの献身的なご努力に心より敬意を表し感謝申し上げます。

福岡県看護協会はCOVID-19感染症に対し、様々な取り組みをいたしました。その中の2点をご紹介いたします。まずは不足する看護職員の確保対策です。ナースセンターを活用し登録した潜在看護職員を対象に復職マッチングとスキルギャップ研修を開催し、延べ80名程度の方に復職していただきました。復職した方々は、軽症者等宿泊療養施設や電話相談及び医療機関等で即戦力として活躍していただいております。また県内の感染症看護専門看護師及び感染管理認定看護師の方々のご協力を得て「介護施設等感染環境ラウンド・アドバイザー派遣事業」を福岡県の介護保険課と協力し9月~11月の期間で実施いたしました。高齢者が多く入所するこのような施設に於いてCOVID-19感染症が発生した場合、非常に重症化することが予測されます。感染予防の観点から環境を見直すという点で非常に好評でした。ご協力いただいた皆さま、本当に有難うございました。

COVID-19感染症は、教育の現場においても大きな影響を与えています。ご存じのように看護大学や看護専門学校では臨地実習が実施できず学内演習やシミュレーション授業に置き換えて単位取得を認める事となりました。卒業を迎える看護学生は非常に不安を抱えながらの就職となります。これまで以上に新卒看護職の心に寄り添い、患者対応へのシャドウイングなど具体的な指導とご支援をお願いしたいと思います。

令和3年は、辛丑(かのとうし)。しっかりと地に足を下ろし、耐え、新芽を出すという発展の前振れとされています。看護職の皆さまにとりまして明るい一年となりますことを祈念いたします。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2021.1

2020年6月 あいさつ

コロナ禍の今こそ、看護職と県民の皆さまの力を一つに

福岡県看護協会長の大和日美子でございます。昨年6月に就任し、皆さまのご支援をいただきまして一年を迎えることができました。本当に有難うございました。

福岡県の看護職の皆さまにおかれましては、新型コロナウイルス感染症に対峙し日々ご苦労が多い中、人々のために奮闘していただいていることに心より感謝申し上げます。まだ、このトンネルから抜け出せない状況ではありますが、医療従事者と県民が同じ方向に向かって闘っていることは間違いありません。いつの日かこの努力が報われ、安心して生活できる日が来ることを信じております。

福岡県看護協会は、新型コロナウイルス感染症対策として相談窓口の設置や研修開催方法の変更など、事業を継続するための検討を行い看護職の皆さまへの支援を続けております。特に、今年卒業された新人看護職員の教育については、各施設において計画変更を余儀なくされ、不十分なまま現在に至るところも多いかと思います。当協会では講師の方々のご協力をいただいてオンデマンド配信研修を企画しましたので、是非ご活用ください。また、様々な個人・団体より「頑張っている看護職へエールを」と、寄附金や物品の寄贈の申し出が届いておりますので、順次皆さまのお手許に暖かい気持ちを添えて配布させていただきます。

フローレンス・ナイチンゲール生誕200年にあたる今年、改めて看護職の力を確認することになりました。人類は紀元前から感染症と戦ってきた歴史があります。天然痘やペスト、西暦1900年代にはスペインかぜ、2000年代には新型インフルエンザの大流行など、その都度看護職は大きな役割を果たしてきました。今こそ日本の看護職は医療専門職として、個人の力と組織の力を遺憾なく発揮するときです。新型コロナウイルス感染症は、2025年問題へも大きな影響を与えることは間違いありません。福岡県看護協会は、これまでも中心課題であった地域包括ケアシステムをさらに推進するとともに、皆さまと一緒にこの難関に挑んで参ります。

令和2年6月

2019年6月 あいさつ

この度、公益社団法人福岡県看護協会会長に就任致しました大和日美子でございます。
平成の時代から、「令和」という新しい時代となる節目の年に、このような大役を拝命し重責を感じておりますが、これまでお世話になった方々への恩返し、そして看護職として地域の方々の生活に少しでも何かお役に立つことが出来るよう努力を惜しまない覚悟でおります。皆様方には、引き続きのご支援とご指導を宜しくお願い申し上げます。

「令和」― という元号の由来についてご存じの方も多いと思いますが「万葉集」の梅花の歌より引用されております。梅の開花とともに春の訪れを喜んだ歌です。その見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりが明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいという願いを込めて「令和」が選ばれました。この新しい時代の願い(希望)を叶えるために、看護職だからこそ出来ることがたくさんあると思います。

現在の日本は、少子超高齢多死社会を迎えていますが、これまで日本の発展を支え続けてこられた高齢者の方々が最後の一時まで幸せを感じて頂ける社会、そしてこれからの日本を支えていく子どもたちが深い愛情の中で幸せに暮らすことが出来る社会―地域共生社会を実現させなければなりません。平成30年から各市町村において、地域包括ケアシステムが本格的に始まりました。看護職への期待が高まる中、私達は自分が果たすべき役割を認識することから始める必要があります。看護職一人の力は小さいけれど、これが二人、三人と集まることによって大きな波となって社会が動いていくはずです。看護職の皆さん、今こそ看護の力を発揮する時です。一人でも多くの看護職の仲間を増やし、すべての方々の幸(希望)のために力を合わせましょう。

令和元年6月