災害支援ナース

災害看護・災害支援について

『災害看護』とは、災害時において、看護職が科学的根拠に基づいた知識や技術を駆使し、他の専門分野と協力して生命や健康への被害を少なくするための活動を展開することです。福岡県看護協会では、災害発生時に日本看護協会や行政と連携し、地域住民の安全確保及び健康を守るために、その規模に応じて災害支援ナースを派遣し、災害時の医療救護体制が維持できるよう支援しています。

福岡県看護協会災害対策本部

福岡県看護協会では、次の設置基準に基づいて、災害対策本部を設置しています。

  • 福岡県が災害対策本部を設置したとき(県内発生)
  • 日本看護協会災害支援本部からの派遣要請があった場合(県外発生)
  • その他、協会長が必要と判断したとき
  • 災害状況により協会所在地に対策本部の設置が不可能な場合は、協会長の判断により適切な場所に設置

災害対策本部を設置した場合は、必要に応じて、トップページのお知らせで情報を発信しています。

災害に備えた支援体制の整備
平常時
  • 災害支援ナースの育成
  • 日本看護協会災害支援ナース派遣調整合同訓練(年1回)
  • 自治体等防災訓練への参加
災害時
  • 災害支援対策本部の設置
  • 情報収集
  • 関係機関との連携(福岡県、日本看護協会等)
  • 災害支援ナース派遣等

活動実績

災害の概要 派遣期間 派遣実績
新潟県中越沖地震 2007年7月16日
地震:最大震度6(M6.8)
平成19年8月8日
~8月10日
2名
(延べ6名)
東日本大震災 2011年3月11日
地震:最大震度7(M9)
この地震では、場所により波高10m以上にも上る巨大津波が発生し、太平洋沿岸部に壊滅的な被害が発生した。
平成23年3月24日
~4月19日
16名
(延べ98名)
平成28年熊本地震 2016年4月14日
地震:最大震度7(M6.5)
2016年4月16日
地震:最大震度7(M7.3)
大きな前震の二日後にさらに大きな本震が発生。震災発生後、最大で避難者が183,882人にも上った。
平成28年4月20日
~4月29日
36名
(延べ144名)
平成29年7月
九州北部豪雨
2017年7月5日~6日
豪雨:多い所で総降水量が500ミリを超え、観測史上1位を更新。九州北部地方に甚大な被害がもたらされた。
平成29年7月15日
~7月31日
75名
(延べ225名)
平成30年7月豪雨 2018年6月28日~7月8日
豪雨:梅雨前線・台風の影響により西日本を中心に広い範囲で記録的な豪雨となった。これらによって河川の氾濫、浸水害、土砂災害等が発生し、大きな被害をもたらした。
平成30年8月2日
~8月17日
18名
(延べ72名)
活動の様子はこちら

お問い合わせ・
ご連絡先

福岡県看護協会 事業部事業課 災害看護担当
〒812-0054 
福岡市東区馬出4-10-1 ナースプラザ福岡

0570-200-605(ナビダイヤル)
(平日9:00~17:00)