2026/10/28福岡県ナースセンター NEW

訪問看護師養成講習会「新任期」3日目を開催しました

訪問看護師養成講習会「新任期」3日目を開催しました

10月24日(土)、ナースプラザ福岡にて、訪問看護師養成講習会「新任期」3日目を開催しました。
 

明日からの訪問看護に活かせるスキンケア

 

午前は、水光会ふくま訪問看護ステーション 皮膚・排泄ケア認定看護師 吉村麻由子先生を講師に迎え、「明日からの訪問看護に活かせるスキンケア」をテーマにご講義いただきました。 皮膚の構造と機能、スキンケアの基本をはじめ、高齢者や化学療法中の方、浮腫のある方などハイリスク患者へのスキンケア、褥瘡やスキンテア、医療関連機器圧迫創傷(MDRPU)、失禁関連皮膚炎(IAD)、ストーマ周囲の皮膚障害など、訪問看護の現場で直面するさまざまな皮膚トラブルについて学びました。 実際の事例や写真を交えた講義では、利用者の状態をイメージしながら、「自分だったらどのようにケアするか」を考える機会となりました。 受講者からは、 「スキンテアやストーマケアについて再確認することができ、今後のケアに活かせる内容だった」 「実際の写真や事例があり、症状やケアをイメージしやすかった」 「現在関わっている利用者の皮膚トラブルやストーマ管理にもつながる内容で、とても勉強になった」 などの声が聞かれました。 今回の学びを日々のケアに取り入れ、利用者がより快適に在宅生活を送るための支援につなげていきます。

エンドオブライフケアについて考える

 

午後は、一般社団法人レイール 在宅看護センターReir Team 代表・緩和ケア認定看護師 野崎仁美先生を講師に迎え、「エンドオブライフケア」について学びました。 カードを用いたグループワークや事例検討を通して、本人と家族それぞれの思いや価値観に向き合いながら、判断するだけではなく、対話を重ねていくプロセスの大切さを学びました。 また、倫理の4分割法を用いて状況を整理し、多角的な視点から考える方法についても理解を深めました。講義では、野崎先生の海外視察での経験についてもお話しいただき、受講者にとって幅広い視点から看護を考える貴重な機会となりました。 受講者からは、 「本人と家族の意向が異なる場合にも、倫理の4分割法を活用することで状況を整理し、多角的に考えられることを学んだ」 「人生の最終段階において、その人らしく安心して過ごすためには、本人や家族の思いに寄り添うことが大切だと改めて感じた」 「『死』だけでなく、そこに至るまでをどう生きていくかについて考えるきっかけになった」 などの感想が寄せられました。 グループワークでは、自分自身や家族、大切な人の人生の最終段階についても考え、それぞれの思いや価値観を語り合う時間となりました。

3日間の研修を終えて

3日間の講習を通して、受講者の皆さんは、訪問看護の現場で必要となる知識や考え方を学び、日々の実践を振り返りながら理解を深めました。受講者からは、「自部署でも活用できる内容が多く、今回の学びを持ち帰って伝えていきたい」「利用者が住み慣れた地域で安心して生活を続けられるよう、根拠に基づいた看護を実践していきたい」「さまざまな問題への向き合い方や、考える方向性を学ぶことができた」「訪問看護に携わる方には、新任期に限らず受講してほしい講習会だと感じた」といった声が寄せられました。また、「育児と仕事の両立で精一杯になり、学ぶことから離れていましたが、今回の研修を通して、改めて学ぶことの楽しさや喜びを感じました」という声もありました。3日間の研修が、知識や技術を身につけるだけでなく、自身の看護を振り返り、「これからどのような看護を実践していきたいか」を改めて考える機会となりました。受講された皆さま、3日間お疲れさまでした。今回の学びが、明日からの訪問看護の実践につながっていくことを願っています。

【この記事に関する問合せ先】
公益社団法人福岡県看護協会
事業部 ナースセンター
TEL 092-631-1221

 

 

一覧へ戻る