2018/08/06医療安全推進委員会活動

医療安全研修/交流会~リスクマネジメント~を開催しました

福岡県看護協会では、医療安全に係る情報等の交換・共有を図り、県のネットワーク構築を行い、医療安全の推進を図ることを目的に、6月23日(土)に医療安全研修/交流会を開催し、55名に参加いただきました。午前中は、『リスクマネジメント:~医療安全担当医師の立場から~』のテーマで、社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院の副院長・医療の質管理本部 本部長の本田順一先生にご講演頂きました。

 

医療安全におけるリスクマネジメントとは

安心で安全な医療を提供し、医療の質の向上を目指す
システムエラーを見つけ出し、改善しエラーのリスクを減らす
個人の質を上げる:アセスメント能力を高めるための指導・教育の重要性
 

『安全文化の発展』のためには、現場スタッフの安全意識が向上するための仕掛け作りが大切なことを学びました。
『3大インシデント』に対し、事例に応じた対応策について本田先生からの質問「貴方ならどう指導しますか?」などに対し、答えながら一緒に考える良い機会となりました。

さすがに医療安全管理者の研修とあって、対応策については積極的に様々な意見が出されました!!
「事例から何を学び、何をするべきか」の重要性を再確認し、検討する機会を持つことの大切さを学びました。

 

アンケート結果 (回収率98.2%)

 

●参加施設規模
今回の交流会の参加者の施設規模では、100床~200床が42.6%と最も多く、次いで、300床~400床が27.8%でした。

 

●内容の理解/内容の活用
大変良く理解できた、理解できたが98.2%、とても役に立つ、役に立つが98.1%でした。内容の取り組みでは、指さし呼称のラウンドに取り組みたいとの意見がありました。

 


*最後に、筑後・大牟田医療安全管理者交流会(COMSAM)の活動が紹介されました。
各施設からの活動報告を受けての討論や地域連携加算に伴った連携支援や情報共有など、地域における交流会の取り組みを学びました。


午後はグループワークで「各施設で取り組む業務改善計画書」を作成しました。

グループ内で自施設の改善したい内容や問題と感じていることについて、活発な意見が出されていました。
また、医療安全管理者が持つ不安や不満などが共有されていました。
各施設が取り組む課題を見出し、「業務改善計画書」のフォーマットに沿い記載しました。
また、グループ内で共有し、アドバイスや意見を述べることができていました。
平成31年2月23日(土)の交流会(これから各自が取り組むことの発表会)に向け、皆さんの業務改善への意欲が感じられました。

最後に名刺交換会を行い、医療安全管理者のネットワークを広げる場となりました!!

  • 交流会:グループワーク

  • 名刺交換会

 

 

交流会に関する意見

  • 取り組もうとしている内容に、参考となるものがたくさんあった。
  • 今後の活動に役立つことが多々あった。
  • 各施設の情報交換、共有ができて良かった。
  • ファシリテーターから整理して頂き、スッキリした。相談できる場があるのは良い。などの意見がありました。

 

医療安全推進委員会では平成29年度より研修の様子をブログに掲載しています。
今回の研修に参加された皆様のブログ閲覧は、59.3%でした。今後の研修報告にもご期待ください。

(医療安全推進委員会)


 
一覧へ戻る