2015/10/30医療安全推進委員会活動

医療事故調査制度10月1日より開始!講演「医療に起因する予期せぬ死亡又は死産が発生した際の対応」

 

平成26年6月、医療法改正に伴い「医療事故調査制度」が制度化され、平成27年10月1日より施行となりました。
医療事故の原因究明と再発防止を図り、医療の安全と医療の質向上を図ることを目的に、診療所や助産所を含む全ての医療機関で医療事故が発生した場合に、事故の原因を明らかにするための医療事故調査医療事故調査・支援センターへの報告が義務付けられました。

そこで、10月2日(金)「医療に起因する予期せぬ死亡又は死産が発生した際の対応」をテーマに、日本看護協会常任理事 福井トシ子先生にご講演いただきました!

 

先生ご自身の体験を交えながら、制度の概要と医療事故調査の流れや医療に起因する(疑いを含む)予期せぬ死亡又は死産発生時の対応の要点、再発防止に生かすにはなど制度化について分かりやすくご講演いただきました。
各施設の看護管理者、医療安全担当者など481名(225施設)と募集人数をはるかに超える応募があり、熱心な質疑応答が行なわれ「医療安全」に関する意識の高さが伺えました。
この制度化を機会に、皆さまの施設でも体制を整える準備と医療事故が起こった際の具体的な対応についてルールを定め、混乱なく対応できるように周知することが必要です。日頃から医療事故調査制度に対応できる安全管理体制の整備と医療安全の組織的な取り組みを推進しましょう。福岡県看護協会でも情報提供などを行い、安全で安心な医療提供につながるよう看護職を支援していきます。

 

参考資料をご活用ください!


「医療に起因する予期せぬ死亡又は死産が発生した際の対応」
制度の目的・概要、制度における医療事故とは、制度に関わる団体の役割と調査の流れなど、やるべきことが分かりやすく掲載されています。

日本看護協会ホームページ「医療安全情報」

 


「医療安全推進のための標準テキスト」
標準的な医療安全対策や医療安全管理体制について、基本的な考え方や取り組み、医療事故発生時の対応、教育などについて安全文化醸成の手引きとなることがもれなく紹介されています。

厚生労勧省ホームページ「医療事故調査制度について」
一般社団法人日本医療安全調査機構ホームページ

 

 

(医療安全推進委員会)

一覧へ戻る