2021/06/08その他研修

新型コロナワクチン接種実技講習会開催!

福岡県看護協会では、新型コロナワクチン接種業務に協力する看護職の方が安全にワクチン接種を行えるよう、接種に関する知識・技術を習得するための『新型コロナワクチン接種実技講習会』を企画しました。
6月中に計8回開催し、160名の方が受講する計画です。

5月20日に申込受付を開始したところ、当協会の予想を上回る応募をいただき、2日程で全ての枠が満了となりました。自治体等でワクチン接種が進む中、多くの方が求めている講習会であると、主催側として身の引き締まる思いがいたしました。

開催に際しては、福岡県や福岡県医師会にご協力いただき、多くの方へ本講習会をお知らせしていただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

さて、6月4日に初回及び2回目の講習会を終えました。当日の様子を一部ご紹介いたします。
 

動画による知識の習得とポイントの確認

 

本講習会では、3本の動画を視聴。
  1. 新型コロナウイルスの基本的知識
  2. ワクチンを安全に接種するための注意とポイント
  3. ワクチンの希釈手順
動画は計56分と長いものでしたが、受講者の皆さんは熱心にメモを取っていらっしゃいました。

 

シミュレーターによる実技演習

本日は、九州がんセンター 看護師長 村武明子先生を講師としてお招きし、ワクチン接種の実技演習を行いました。
手指消毒のタイミングから始まり、手袋のつけ方や汚染部分に触れない外し方、バイアルからの分注とその注意点や筋肉注射時のポイント、使用済の消毒綿の処理や針刺し事故防止のための注意点等、細かい点まで丁寧に確認しながらの演習でした。
 
  • バイアルからの分注の様子

  • 穿刺の様子

わからないところは各グループの演習講師に尋ねながら、また受講者同士でも確認し合いながら、皆さん真剣に取り組まれていました。
受講者からの質問の多くは、穿刺の位置や深さ、接種を受ける人に合わせた針交換の必要性の有無など。
講師からは、接種会場によって物の設置状況や担当する部分が異なる可能性があるものの、必ず接種前に注射器に規定量のワクチンが入っているかどうか、入っていると思い込んでしまわないように、事前の確認が大事であることが伝えられました。
  • 実技演習①

  • 実技演習②

本日の受講者には、潜在看護職としてワクチン接種業務の求人を待っている方、明日にも接種業務に従事する予定の方、既に業務が開始されている方、自身の勤務先で接種業務が始まる方など、さまざまな方がいらっしゃいました。
講習会の最後に、就労相談支援員から福岡県ナースセンターのご紹介をさせていただき、ご希望の方に求職登録等をご案内いたしました。

残りの講習会は計6回。今回受講者からいただいたご意見を踏まえながら、皆さんのワクチン接種の支援となるような講習会にしていきたいと思います。
 
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