2023/11/20福岡県ナースセンター

福岡県ナースセンター開催の復職支援研修を受講して新たな職場で輝く看護師さんへインタビュー 第6弾!!

55歳から大学病院で看護職として再び働き始めた看護師さんに会いに行きました

 福岡県ナースセンターでは、再就職支援の一環で、ブランクのある方が看護職就業への一歩を踏み出せるよう、復職支援研修を行っています。
 今回、約20年のブランクがある中で、令和4年度復職支援研修を受講し大学病院に看護師として就職したSさんをご紹介したいと思います。

 

研修を受講し1年経ちましたが、今のお仕事内容を教えてください

☆仕事中の様子☆
(画面右がSさん)

 あっという間に1年が経っていて、もう1年かという思いです。
 始めは3時間勤務で、外来での案内業務からのスタートでした。
 高齢者対応や接遇など覚えることは色々あり、自分が働いていた頃と患者さんのニーズや価値観の違いを実感することもありましたが、周囲のスタッフの協力もあり連携も取れるようになってきたところです。
 始めの3か月間はとても大変でしたが、半年たった頃に皮膚科外来に異動し、今では勤務時間を6時間に延ばし、採血業務にも携わるようになりました。
 点滴については、研修で何度も演習させてもらいましたが、始めは全然できませんでした。他にもシステムについてや看護記録の書き方も知ってはいましたが、PDA認証など経験のない業務もたくさんありました。その点は、同じ外来勤務の若い看護師の方々に指導してもらい、今では慣れてできるようになりました。
  

就業相談のきっかけを教えてください

 約20年間CRC(治験コーディネーター)として従事してきました。
 兼ねてから臨床現場の看護師へ戻りたいと思っていましたが、子どもの独立と家族が大病を患った経験を機に、看護職への復職を意識し始めました。
 看護技術を勉強できるところはないかと検索したのが始まりで、eナースセンターへ登録しました。その時はナースセンターで就業相談ができることを知らず、研修受講がきっかけとなり相談に伺いました。

 

実際に就業相談をしていかがでしたか?

 看護師として再就業するにあたり、何をどう進めたら良いのか全く分からない状況でしたので、就業相談員の方の手厚いサポートにより迅速な再就職に繋がったと感じています。
 大学病院での再就業には、勇気が必要でしたが、相談員の方から地域病院と大学病院で働いた場合のメリット・デメリットについてアドバイスを頂き不安なく面接・就職することができました。

 

復職研修を受講していかがでしたか?

 私は看護技術セミナー(採血・注射編、喀痰吸引編、感染管理編)を受講しました。
 いずれも現役の看護師の方々の講義は実践的であったため、復職後、臨床の現場でも大変役に立っています。何度も繰り返し自分が納得いくまで実技を練習できたのは本当に良かったです。学んだことをすぐに実践に繋げることができました。
 看護技術セミナー(喀痰吸引編)の講師の先生からの「実技は何年経っても身体が覚えているので、今不安を感じていても働きながら思い出すことができます。その患者にとって、吸引行為が必要かどうか判断できる看護師になって欲しい。勇気を出して現場に復帰して欲しい。」とのお言葉がとても心に響きました。
  • ☆採血・注射編受講の様子☆
  • ☆喀痰吸引編受講の様子☆

  • ☆感染管理編受講の様子☆

 

ナースセンターを利用して良かった点を教えてください

 担当の就業相談員をはじめ、関わるスタッフは全て看護職の方でした。このため相談員の方の経験を通した有意義なアドバイスを受けることができました。

 

今の職場に就業を決めた「決め手」は?

 色々な人に復職を相談した時、「その年齢で大学病院での勤務は無理」と言われました。
 「看護師として働きたい」という気持ちと「親の様子を見に行ったり、通院に付き添う時間を確保したい」という気持ちに寄り添いながら、私の働ける環境や時間、方法を病院側が一緒に考えてくださり、最初は「3時間からの勤務でどう?」とご提案いただけたのが決め手です。

 

働いて大変だなと感じることはありますか?

 毎日100人ぐらいの患者さんの処置などを看護師2名で対応しています。忙しい日は、6時間で一万歩程歩くこともあるので、体力的に大変だと感じることはあります。一緒に働く先輩看護師から「ストレッチしないと毎日もたないよ」と言われ、最初はピンときませんでしたが、段々その意味(自分の身体が資本だということ)が理解できるようになり、今ではYouTubeを観ながらスクワットをしています。
 

今後の展望など聞かせてください

 今は皮膚科の外来での勤務ですが、色々なことができるような看護師になりたいです。がん看護にも興味があります。
 私自身、看護の仕事が好きだからこそ、この場に戻ってこれたと思います。年齢を重ねても楽しそうに働いている姿を見てもらうことで、若い看護師さんたちの働き方のロールモデルの1つになれば嬉しいです。

 

これからもう一度看護職に復職しようと考えている方へメッセージをお願いします!

 私はブランクが20年で、55歳から大学病院での看護師人生のRESTARTでした。
 正直とても悩みましたし、勇気がいりました。
 決して楽ではありませんが、現在、若いスタッフと共に、楽しく看護師として働くことができています。
 働くにあたって、聞く事を恥ずかしがらないことが大切かなと思います。
 基礎を学んでいるので、専門的なことは就職してから学べばいいと思いますし、職場の先輩方が教えてくれます。 
 実技が出来なくても、看護職だからこそできる仕事が沢山あることが働いてみて分かりました。迷っている人は、とにかく一度働く現場に来て欲しいと思います。思い切って、はじめの一歩を踏み出してみてください!You can do it!!

 

取材を終えて

 「慣れてはきたけど、日々チャレンジ中です!」と楽しそうにお仕事の話をしているSさんの取材をさせていただきました。忙しそうに外来で働きながらも、患者さんに向き合いながら看護を実践している姿がとても印象的でした。「復職直後から現在まで、上司の方々の細やかなサポートがあったおかげで継続して働くことが出来ています。働きやすい職場を作ろうとご尽力いただいているのが伝わるからこそ、自分も頑張ろうと思えますし、本当に感謝しています。」とお話いただきました。
 今回、上司の方からもお話を伺いました。「職員の就業が継続できるように個人のキャリアや環境面を考慮した配置」や「安心してなんでも相談できる環境作り」を実践しているとのお話で、とても魅力的な師長さんでした。
 お忙しいところ、取材にご協力いただき、ありがとうございました。


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その他、お仕事探しのご相談については近隣の福岡県ナースセンター・サテライトへお気軽にお問い合わせください。

【復職研修に関するお問い合わせ先】
福岡県ナースセンター
電話 092-631-1221
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