2020/01/24委員会活動

求められる助産師へ~羽ばたけ、助産師!!~

 

日本の母子とお産の環境を守るために、助産師は母子とのかかわりのある様々な場面において、日々専門職として力を尽くしています。

今、助産師がどういう状況にあり、今後どのような役割を担って活動していくのか。そして、これから一層助産師へのニーズが高まっていく中、助産実践能力を伸ばし、『アドバンス助産師』となることの意味。

私たち助産師が、専門職として誇りをもって働くために、今回日本看護協会の井本寛子常任理事を講師としてお招きし、令和元年11月17日(日)に「羽ばたけ!助産師」と題して、講演会を開催しました。
 

当日朝早くから集まっていただいた参加者は48名。スタッフから管理者まで、幅広い職務の方々にご参加いただきました。

井本理事は、日本の周産期医療を取り巻く動向を、“エビデンス・統計・行政指針”から分かりやすく紐解いて説明してくださいました。
 

  • 就業助産師の偏在
  • 産科医師不足
  • 働き方改革
  • 産後のメンタルヘルスの重要性
  • 混合病棟
  • 少子化の背景
など、講義を受けてさまざまな現状を知ることができました。

 

これからの未来予測をする中で、今後求められる助産師となるために、どのような実践能力が必要なのか。『日本の母子とお産環境を守る』ことや『地域で活躍する助産師』について、参加者一同より深く考える機会となりました。

日本看護協会常任理事から直接語られた内容はとてもリアルで、参加くださった方々からも沢山の感想が寄せられました。

 助産師を取り巻く環境について深く知ることができた。将来を見る視点が必要とわかった。
 出向制度などの知識が薄かったため勉強になった。出向制度を活用して更に経験を積みたい。
 中央からの情報を身近で感じた内容だった。このような研修を毎年期待したい。

このような声が聞かれ、皆さんに満足していただけた貴重な講演となりました。

助産師職能委員会より

また、当研修は、アドバンス助産師[看護管理者]区分の更新要件「指定研修」となっています。今後もこのような企画を行っていきますので、アドバンス助産師の方、そしてアドバンス助産師に興味のある方は、ぜひご参加いただけたらと思います。
(助産師職能委員会)
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