2025/11/04災害支援 NEW

令和7年度 災害支援ナース養成研修が終了しました!

 令和6年4月から改正医療法及び改正感染症法が施行され、災害支援ナースはDMATやDPATと同様に「災害・感染症医療業務従事者」として法的に位置づけられ、養成・派遣の仕組みが整備されました。
 福岡県看護協会では日本看護協会から委託を受け、令和7年度災害支援ナース養成研修を開催しました。8月1日からオンデマンド研修がスタートし、10月に2回、集合研修(演習)を実施し、107名の方に受講していただきました。
 

オンデマンド研修 (8月1日~9月25日)

総論:120分 災害各論:540分 感染症各論:540分
 災害・感染症に係る派遣の対応や、災害医療・新型コロナなど新興感染症の基礎知識、災害時に求められる看護支援活動、新型コロナなど新興感染症患者の看護等に関するオンデマンド研修を受講していただきました。

 

集合研修(講義/演習:災害) (10月9日、10月28日)

 

【講義】 福岡県における災害・感染症に係る派遣時の看護支援活動
    災害支援ナースとしての心構え
福岡県保健医療介護部医療指導課 災害医療係 主任主事 深江 隆史


 県の災害医療体制及び、これらを踏まえた災害支援ナースの派遣の仕組みや活動想定、EMIS(広域災害救急医療情報システム)の概要等について講義いただきました。


【演習:災害】災害時の看護職の活動の実際
 豪雨災害時に災害支援ナースとして避難所に派遣されることを想定して、派遣の準備や活動計画の立案、報告・記録などについてのグループワークを行いました。
 どのグループも活発な意見交換が行われていました。

 
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集合研修(演習:感染症) (10月10日、10月29日)

【演習:感染症】感染拡大時の看護職の活動の実際
 感染拡大・重症化予防のためのゾーニングや多職種連携における留意点、新興感染症患者・家族へのケア(看取り等含む)についてのグループワークが行われました。
 演習では、N95マスクなどの個人防護具(PPE)の着脱の中でマスクフィットテストや蛍光塗料を使ったチェック等を実施し、標準予防策の重要性を再確認することができました。また、PPEを着用した状態での口腔ケアも経験しました。
  • N95     マスクフィットテスト

  • 口腔ケア



 受講者の皆様、オンデマンド研修と集合研修2日間、大変お疲れさまでした。
 災害支援ナースとしての一歩を踏み出された皆さまが、これからも地域の安心を支える存在としてご活躍されることを、心より願っております。
 
 最後になりましたが、本研修の講師を務めてくださった講師・演習指導者の皆様、ご協力いただき誠にありがとうございました。
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