2025/12/105地区支部
【5地区支部】「第2回看護協会まちの保健室」を開催しました
11月29日、伊都文化会館多目的ホールにて、5地区支部の第2回「看護協会まちの保健室」を開催しました。今年度の5地区支部では、住民向けのACP(アドバンス・ケア・プランニング)啓発活動を重点目標としており、10月26日に白十字病院地域感謝祭で実施した第1回目に続き、今回も「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)を知っていますか?」をテーマに研修会を行いました。
はじめに、周船寺の緩和ケア支援センターコミュニティ理事長である平野賴子看護師から、「自分らしく生きるために~元気な今から準備する人生ガイド~」をテーマに講義を行っていただきました。参加者は、「もしバナゲーム」を通して、余命半年とわかったときに自分が大切にしたいことについて考える時間を持ちました。地域住民、医療従事者、看護協会まちの保健室スタッフなどが4人一組となり、対話しながら進めました。
参加した住民の多くは、「ACPという言葉を初めて聞いた」「聞いたことはあっても内容を知らなかった」という方々で、「自分や家族のことを考えるうえで参考になった」「家族や親しい人と話し合ってみたい」といった感想が寄せられました。また、「もしバナゲームをもっと広く実施してほしい」「公民館・婦人会・老人会などでも研修をしてほしい」といった意見もいただきました。
運営スタッフからは、「このような研修会は定期的に行ったほうがよい」「医療従事者は伴走者として積極的に学ぶ必要がある」「地域内の病院、施設、ケアマネなどが共通認識を持つことが重要」といった意見が上がりました。また、医療従事者の間でもACPの取組みが十分に浸透しておらず、西区・糸島地区においても積極的な啓発が必要だという声が多く聞かれました。
今回の研修会は、講師・スタッフ・住民を含め42名の参加となりました。住民の参加が少なかった背景には、ACPや「人生会議」という言葉がまだ十分に浸透していないことがあると考えられます。約2,000枚のチラシ配布、新聞掲載、駅構内掲示、民生委員・シニアクラブ・患者会への広報など、さまざまな取り組みを行いましたが、集客にはつながらず今後の課題となりました。
しかし、看護協会まちの保健室として住民向けにACPをテーマとした研修会を実施できたことは、啓発活動の大きな第一歩となりました。5地区支部では令和8年度も、より多くの住民にACPについて関心をもっていただけるよう、工夫を凝らした取り組みを続けていきたいと考えています。
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はじめに、周船寺の緩和ケア支援センターコミュニティ理事長である平野賴子看護師から、「自分らしく生きるために~元気な今から準備する人生ガイド~」をテーマに講義を行っていただきました。参加者は、「もしバナゲーム」を通して、余命半年とわかったときに自分が大切にしたいことについて考える時間を持ちました。地域住民、医療従事者、看護協会まちの保健室スタッフなどが4人一組となり、対話しながら進めました。
参加者やスタッフの声
運営スタッフからは、「このような研修会は定期的に行ったほうがよい」「医療従事者は伴走者として積極的に学ぶ必要がある」「地域内の病院、施設、ケアマネなどが共通認識を持つことが重要」といった意見が上がりました。また、医療従事者の間でもACPの取組みが十分に浸透しておらず、西区・糸島地区においても積極的な啓発が必要だという声が多く聞かれました。
看護協会まちの保健室を終えて
しかし、看護協会まちの保健室として住民向けにACPをテーマとした研修会を実施できたことは、啓発活動の大きな第一歩となりました。5地区支部では令和8年度も、より多くの住民にACPについて関心をもっていただけるよう、工夫を凝らした取り組みを続けていきたいと考えています。
5地区支部役員一同


